良い商品の選び方、情報の読み方;【ステップ3】

一般消費者向けの情報をよく見て判断したいが、聞き慣れない単語が多くてちょっと難しいという人向け

いきなり全ての情報を理解しようとするのも難しいので、科学的根拠の良しあしを判断するための“有効性に関する信頼性の高さ”というポイントに絞って用語を解説します。
 
1.臨床試験、研究レビューとは? どちらの方が良い?
臨床試験とは、人を対象とした試験のことです。成分の有効性は、試験管内の試験→動物試験→臨床試験 と段階を踏んで確認されます。
信頼性の高さも、試験管内の試験→動物試験→臨床試験の順に高くなります。
例えば、動物試験で有効性が確認されても、臨床試験で有効性が確認されなければ、その成分は人に対して効果があるとは言えません。

研究レビューとは、関係する臨床試験の研究論文を、肯定的な結果だけでなく否定的な結果もあわせてできる限り全て集め、総合的に判断する方法のことです。
事業者の都合で機能性があることを示す論文だけを意図的に抽出することはできません。

したがって、成分としての信頼性の高さは、「研究レビュー>臨床試験」ということになります。
 
ただしここで注意が必要なのは、機能性表示食品の機能性の評価には、臨床試験の場合は“最終製品”を用いる必要があるが、研究レビューの場合は機能性関与成分の評価で良いという点です。
製品としての信頼性の高さは、「最終製品を用いた研究>機能性関与成分で評価した研究」となります。
例えば、その成分自体には効果があっても、他の原料を加えたり、錠剤に加工することで、吸収が悪くなったりして、製品としてはその研究結果ほどの効果がないということがあり得ます。
 
そのため、「最終製品を用いた臨床試験」と「機能性関与成分の研究レビュー」のどちらの方が良いかというと、悩ましいところです。
多くの論文を集めて総合的に判断する方法でありながら、最終的に1つだけの論文で評価しているような研究レビューがあることを考えると、「最終製品を用いた臨床試験」の方が良いと言って良いのかな、と思います。
 
 
2.メタアナリシスとは?
メタアナリシスは、研究レビューの中でも、各論文のデータを統計的手法を用いて統合し、評価する方法です。
より客観的な評価ができ、科学的根拠の中で最も信頼性が高いと言われています。
また、結果が数値化・統合されるので、効果の大きさも総合的に見ることができます。
 
 
そして最後に念押しですが、自分がその商品の対象者にあてはまるかを考えた上で、買うかどうかを判断しましょう。
 
 
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